【子育て】元保育士が伝えたい 保護者に知っておいてほしい延長保育のこと

こんにちは。

ぐうたら主婦のサユリです。

新年度が始まってから一週間。

さっそく疲れが見えるお子さんもいるのではないでしょうか?

入園してまもなく延長保育で過ごすお子さんは保育時間も長いので大変だろうと思います。

延長保育について、現役時代に感じていた思いを書きますので頭の片隅にでも・・・

延長保育の過ごし方と保育士の配慮

園の規模や人数によっても違いはありますが、ほとんどの園が延長保育は合同での保育をしていると思います。おやつを食べたり、紙芝居を読んでもらったり、室内遊びで過ごしながら、お迎えが来た順に降園という感じではないでしょうか。

なので、異年齢でふれあうことのできる貴重な時間でもあるし、遅番の先生や延長保育担当の保育士と過ごすことになるので自分のクラス以外の保育士ともふれあえる時間でもありますね。

延長時間は、不安のないようゆったりと過ごせるような配慮で、シフトにより交代になるため保育士間で連絡事項をしっかり引き継げるようにしています。

夕方の疲れや担任以外の子どもを担当することから、ケガも起きやすい時間帯ですので安全にはとくに気をつけています

延長保育で気をつけてほしいこと

申し込みをしていますか?

多くの園は申し込みが必要になると思います。

18時から延長保育だと、お迎え時刻が17時50分、55分だから大丈夫だろうと申し込みをしていない方も多かったですが1分過ぎても延長です。

私の経験で過去、申し込みをしていない方で何度も間に合わない方がいました。

「5分くらいいいだろう」「3分くらい大丈夫だろう」ではなく、1分でも過ぎたら延長保育時間なのです。

朝に栄養士に伝えている人数分のおやつでは足りなくなってしまうので、紙芝居を読みながら遅れた方のために時間調整をする・・・なんていうこともありました。

何度も遅れている場合は「申し込みをしてください」とお願いすることになるのですが、応じていただけないこともあります。料金を払いたくないということなのでしょうね。

“念のため”で利用する頻度が少なくてもしっかり申し込んでいる方もいるので、ルールはルールとして守りましょう。

必要な持ち物を忘れずに

延長保育時間用のエプロンおしぼりなど。

保育時間が長くなるわけですからオムツも十分に補充してください。

また、担任であれば名前が書かれていなくても誰のものか分かるようなことも、シフトで交代になった先生だと、分からなくて困る場合もあるので持ち物の記名と置く場所にはご協力くださいね。

終了時刻に間に合わない時は・・・

19時で終了になる園が多いと思います。道路事情や急なトラブルなどで遅れることもあるでしょう。その際は、連絡がほしいです。

保育士は全員が降園してからも戸締りや延長用の日誌の記入、片付け、掃除、次の日の準備など仕事が残っています。子どもを見つつ、自分も退勤時間内で終えられるようにするため、けっこう慌ただしいです。

連絡さえあれば、働いている者同士ですので「焦らずに気をつけていらしてくださいね~」と言えるし、「大変でしたね~」と迎えられるし、子どもにも安心できるように言葉をかけて一緒に待ってあげられます。

あきらかに遅れていても連絡もなく、とくに急ぐような様子もなく、何の一言もないのは悲しい・・・

保育士にも待っている家族がいるし、同じようにお子さんを迎えに行く先生だっているのです。延長保育時間を過ぎてから保育をしても給料に反映されたこともありません。ただのサービスです。

こんなことを頭の片隅にでもおいてもらえたら嬉しいです。

お互いの“時間”は大事にしていきましょう。

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子どもを見ているからこそ知ってほしい

うまくいかない日もあれば、いつもの倍疲れることもある。理不尽なことも言われるし、そういう人にも会う。自分だけが大変な思いをしているような気持ちになることも。

・・・保育士だって仕事ですからわかりますよ。

色々あると思いますが、ぜひ機嫌よく迎えにきてください!

「ママあのね~」と話しかけても「これ作ったの」と嬉しそうに見せてもとくに反応なし。

「はやくして!」「もう迎えにこないから!」「一人で帰りなさい!」・・・

子どもだって8時間勤務ですよ?朝7時から夜7時までの子もいます。

保育士は一緒に過ごしている中で、色んな子どもの表情を見ています。

保育園が“家庭のように”“安心して”過ごせる場所であったとしても、迎えにきた母親(家族)を見た時の表情に勝るものなんてないものです。

保育時間が長ければ長いほど、仲良しの友達に手をふる顔、担任の先生が帰った後の顔、窓から「まだかな」と覗いている顔、「おうちに帰ったらね~」と話す顔・・・色んな顔を見ています。

子どもだって一緒に一日、戦ったはずです。

大げさな明るさやとびきりの笑顔でなくていいのです。延長保育に限ったことではありませんが、子どもがホッとできるようなお迎えをお願いしたいです。

そんな保育士の気持ちも頭の片隅においてもらえたら嬉しいなぁ~


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