【新任】元幼稚園教諭から新任の先生に伝えたい 子どもが検診を安心して受けられるコツ

こんにちは。

ぐうたら主婦のサユリです。

検診の時期かな?

視力、聴力、歯科検診、内科検診・・・

子どもたちが安心して受けられるように、また自分も大変な思いをしないように、私なりの “コツ”を新任の先生向けに書いてみますね。

どのように実施している?

時間がきちんと決まっていれば、準備もしやすいのですが・・・

“クラスごとに順番”と言ってもどのくらいかかるのかわからないですよね。

一人ひとり受けるようになるし、人数が多いとさらに時間もかかる。

嫌がって受けようとしないお子さんもいると大変。

私は、出勤してすぐに内科検診だったことがあります。

公立保育園だったんですけど、あの時は参ったな~(汗)子どもだってビックリだし。お医者さんも朝の診察前とか午後の診察前しか時間がないのでしょうね。

主任の先生やフリーの先生が段取りよく行ってくれると助かるんですけど・・・

準備しておくと安心なこと

新任だとなかなか予測がつかないこともあると思うので「こんなことしておくと助かるよ」ということを書いてみます。園によっても違うでしょうから、参考になるかどうかはわかりませんが、自分の経験から得たことです。

検診の受け方を知らせておく

子どもたちに何のための検診で、どうやって診てもらうのかをわかりやすく話しておきましょう。

時間はわからなくても、日にちは決まっていますよね。当日を迎える前に話しておくといいと思います。

歯科検診を例にすると、虫歯になっていないかを調べること、そのためには歯医者さんがよく見えるように口を大きく開けること、痛くないこと(←これが大事)などを話しておくと子どもも心の準備が出来ますよね。

自分が歯医者さん役になって、子どもに口の中を見せてもらってもいいですよ。

「口の開け方バッチリ!」と褒めておけば当日も同じように口を開けられるはずです。

また、一人ずつ行うので自分の番が来るまで静かに待つことも伝えておくといいです。

実際に衛生士さんが記入する時に、うるさいと迷惑になってしまいます。

受ける順番に並べるようにしておく

多くの場合は用紙に記入する関係で出席番号の順番で受けるのではないかと思います。

日頃から「並びっこ」などといって遊びの中で実践しておくと役立ちますよ。

男児、女児に別れて並んだり、背の順番に並んだり、活動に合わせて色んな並び方をしますよね。

その時になって慌てることのないように、日頃から並んでおくといいと思います。

自分の前後はだれなのか?がわかってくれば並ぶスピードも速いです。はやく覚えた子は「ここだよ」とまだ理解していない子に働きかけてくれるようにもなります。

「はや~い」「すごいね~」と褒めながら、行っていきましょう。

待つことを前提に準備しておく

「○△組さんどうぞ」と声がかかったら、すぐ移動できるように待っていなくてはいけないので、何をして待つかが大事です。

玩具が散乱していたり、粘土遊びで手が汚れていたりしたら、移動するまでも時間がかかりますよね。

なので、落ち着いて楽しめる遊びがいいと思います。

子どもが好きなシリーズの絵本や紙芝居をたっぷり用意しておくとか、好きそうなキャラクターの塗り絵をコピーしておくとか、しりとりやクイズなどでもいいと思います。

楽し過ぎても「遊びたい」気持ちが上回ってしまうので・・・それも大変(笑)

時間になったら行くことを話しておきましょう。

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検診時に配慮したいこと

不安な様子の子どもには・・・

事前に話しておいても、いざとなったら不安になる子どももいますよね。きっと。

そんな時は側にいてあげるしかないと思います。

自分が無理な状況だったら、他の先生に頼むとか、仲良しの友達に側にいてもらうようにするとか安心できるようにかかわりましょう。

受け終わった友達の様子に目を向けさせて「ほら、大丈夫だよ」「みんな泣いてないね」などと声をかけてあげると落ち着けるのではと思います。

なんとなく、最近のお子さんのほうが病院に行き慣れているせいか?大騒ぎする子どもも少ない気がしますよ。

検診後の活動に配慮しよう

緊張した後ってどうしても騒がしくなるものです。

はしゃぎ過ぎてケガなどしないように気をつけたいですね。

終わった時間にもよりますが、できるだけ体を動かして遊べるようにしてあげたほうがいいと思います。

まだ、終わっていないクラスがあると難しんですけれど・・・

外に出られない時間であれば、音楽に合わせて踊ってもいいと思います。

帰りの際には、無事に受けることができたことを褒めてあげましょうね。

検診の結果をしっかり把握しておこう

内科的な事で大きな心配のある子どもは少ないと思いますが、歯並びや虫歯など歯に関することはよくあります。

とくに、虐待児には虫歯が多いと言われているので、気をつけたいところです。

歯医者さんは歯を見ると“育ち”がわかるそうですよ。

ほとんどの家庭が「虫歯がありましたよ」というお知らせで歯医者さんに行くし、検診の前から治療中という子どもも多いです。

虫歯がたくさんあったのにもかかわらず、歯医者さんにも行かないようであれば、念のためお子さんの様子や家庭の様子に気をつけていく必要もあるということを知っておくといいですね。

検診で気になる様子について

視力とか、聴力ってお医者さんではなく園だけで実施する場合があります。

そんな時に、言われていることが理解できずに目立ってしまうお子さんもいます。

視力を例にすると、検査の受け方が理解できていないと、指さす方向がメチャクチャなので実際の視力よりも悪い結果になってしまいますよね?

話を聞いているようにしていながら、まったく理解できていなかった・・・なんてことが普段の園生活の中でもあったのかもしれません。

検診から見える子どもの様子で配慮すべきことも見えてくるので、気になった様子があれば普段の保育にも生かすようにしましょう。

経験不足ということも大きいと思うので“初めて”の活動になる場合は、個別に配慮してあげるといいと思います。

新任の先生も一つひとつ経験を重ねていってくださいね。


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サユリノスキコト