
こんにちは。
ぐうたら主婦のサユリです。
現役の頃は「持ち帰りの仕事がないってうらやましいな」とか「なぜ、こんなにたくさんあるの?」と愚痴や不満だらけでした。
「仕事量」については、ちょこちょことふれてきましたが・・・改めて書いてみます。
仕事が多すぎて「辞めようかな」と悩んでいる先生に読んでほしいです。
ストレスは仕事の多さだけじゃない~!こちらもどうぞ。
休みがつぶれた持ち帰り仕事
現役の頃を思い出して「もう無理~」「やりたくな~い」と逃げたくなった仕事をあげてみます・・
注)持ち帰った仕事限定
手作り誕生カード&プレゼント
毎月持ち帰り。最高はたしか9名分だったかな・・・
何が面倒って“手作り”であること。
子どもが見てしまったら、楽しみが半減するだろうし、誕生カードを作る時間なんてもらえるはずもないので、結局いつも持ち帰り。普通に保育しつつ、カード用の個人写真撮るのもなかなか大変。
どうにか、プレゼント(子どもが作った輪飾りや似顔絵)の仕上げだけは園にいる間に終わらせようと必死でした。
作った経験がある先生なら分かるでしょうが、8名分なんて半日つぶれますよね?
しかも、3月だったんですよぉ(涙)
年度末で要録の真只中&卒園&新年度準備という何重にも忙しい中での“手作り誕生カード”って・・・学研さんやチャイルドさんとかに素敵なかわいいのあるのに~
今思うと、カードを買う予算をケチっていただけなのでは?って感じです。
研究資料を一週間で5事例
事例をあげて考察して評価する、ご存知の面倒なあれです。
公立幼稚園に多いですよね。
何がつらかったかというと、わずか一週間で5例を一から仕上げたんです(涙)
本来は、一年かけて少しずつ作りあげていくようなことだったんですよ・・・
仕事の段取りもスピードも指導も何もかもが最悪だった主任のおかげで、締め切りギリギリになって慌てて取り組むことになりました。
「こういう研究会があるから、このテーマで、この日までに仕上げる」ということが分かっていれば、こんなおバカなことにはなっていないのに。
普通はきちんと知らせて取り組みますよね?研究もなにもあったもんじゃなかった!
発表会衣装を25名分
発表会のプログラムは劇だけではありません。
合奏や歌、踊りなどもあって、それぞれに合わせたものが必要に・・・そして×25名分。
一日つぶれるどころではないですよね。
家族と住んでいれば母にも手伝ってもらったと思います。実際にそういう先生もたくさんいて、うらやましかったです。
衣装を縫うだけでなく、動物なら尻尾や耳も必要だし、体のサイズもみんな一緒ではないし・・・
大道具は家で作りにくいので、持ち帰りどころかサービス出勤もありました。
疲れた時には一息つこう!
「量」をこなしてこそ得られるもの
「はやく帰りたい」「帰っても仕事」「休みは遊びたい」そんなことを何万回も思ったし、持ち帰りの仕事がないというだけで他の職業をうらやましく思いました。
はじめに書いた経験の中でも、5事例の資料を打ち込んでいる時なんか「逃げたい」以外の気持ちしかなかったです・・・
当時の自分と同じように仕事が多いから辞めたい、仕事が多くて逃げたいと感じている先生に伝えたいこと・・・
それは「量」をこなしてこそ “いいもの”“わるいもの”が分かるようになるということ。
「質」を上げるには「量」も必要だということです。
読み聞かせを例にするとわかりやすいかな~?
絵本を100冊読み聞かせた経験で何が得られるか・・・ざっくりあげてみますね。
- 読み聞かせる技術があがる
- 100冊の絵本を知る機会になる
- 子どもの反応がわかる
- 行事や季節など場面に合ったものを選択できる
- 子どもの成長に合わせて選択できる
- 絵本からヒントを得て新しい遊びを見つける
- つまらない、読み聞かせたくない絵本もわかる
- 好きな絵本作家が見つかる ・・・
絵本100冊という「量」を経験することで、保育の中での選択肢がどんどん広がりますよね?
10冊しかない経験では、ここまでのことは得られないと思うんです。
これを他の仕事にも当てはめて考えてみてください。
未満児におすすめの絵本です。
自分が思っている以上の武器へと変わる!
「量」をこなしてきた経験は必ず「質」へと変わる!
仕事の中で、保育関係にしても事務関係にしても、色んなことが「これだ!」という判断と実行のスピード、正確さが格段に違ってきます。
個人のセンスや才能、能力とは別に数をこなしてきたからこその成果であることには間違いないと思います。量をこなすために工夫したことや考えてきたことは確実に武器になるんですよ!
もう一つ伝えたいことがあります。
十分に「量」をこなしてきたのであれば、そろそろ新しいステージに行くことを考えてみてはどうでしょう?
睡眠時間も休日も削って、必死に仕事の「量」と向き合ってきたのであれば、「質」重視の仕事ができる環境に変えてみては?
「質」を追求していくことで、今まで「量」では見えなかったことや気づかなかったことがたくさん見えてきます。自分の経験上、それは圧倒的に楽しいことでした。
こなしてきた「量」は、自分が思っている以上に自分の武器になっていることを感じてほしいな~と思います。蓄えてきた力量を活かすチャンスですよ。
- 今、武器を手に入れようとしている時なのか?
- それとも、もう手に入れたのか?
- そもそも必要ないものか?
仕事に追われて疲れきった時に、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてくださいね。
辞める勇気がない時にはこちらも、ぜひ!