
こんにちは。
ぐうたら主婦のサユリです。
発表会の劇やオペレッタ選びの参考になるように、自分の経験から書いてみます。
私は、どちらかというと好きな行事ではなかったです・・・でも、経験を重ねているうちに楽しくなりました。「お遊戯会苦手だな」「面倒だな」と感じている先生にこそ読んでほしいなぁ~
劇選びのコツ
私の劇選びのコツは“子どもの反応がよく、ストーリーが分かりやすいもの”を選ぶことです。
これがしっかりハマれば、大丈夫。
反対に、子どもが内容もよく分かっていないのに自分勝手な思いで決めてしまうと失敗・・・になりやすいです。
私も、はじめの頃はどう決めていいのか分からなかったので、なんとなく劇用のCDを聞いて「これなら出来そうかも」とか「作るものが少なそうでいいかも」と自分勝手な決め方でした。
その結果「楽しかった」とか「またやりたい」と感じたことはゼロ。取り組み中も苦痛で仕方なかったです。当時の子にはホント「ごめんね」・・・
子どもが気に入った話であるのとないのとでは、話の理解度と意欲がまったく違ってくるので、”楽しさ“も格段にアップするということを押さえて選んでみてください。
間違いなく、それだけでも楽しいです!
こちらの記事でもふれているので参考にしてくださいね。
セリフの作り方のコツ
もともと台本があったとしても、そのまま使ったことは一度もないなぁ~
役の子に合わせて、短くしたり、言いやすくしたりと作り直していました。
「行ってみよう!」という簡単な一言でも覚えづらそうであれば「行こう!」に直すような感じ。
人数が多ければ、セリフを作り足すし、とにかく覚えやすさが最優先。
何度も言い間違えたり、忘れたりと子どもが困っているのであれば、ガンガン直しましょう!
オペレッタもそのまま流すだけでなく、途中で止めてセリフを言う場面を作ったり、他の音楽とつなぎ合わせたりもしましたよ。
クラスの人数や異年齢で取り組むかどうかでも違いますよね。
自分のクラスに合わせてオリジナルにした方が、完成するまでは悩むけれども楽しいですよ~
セリフがすぐに覚えられるコツ
以下、私のやり方です。
個々にセリフを伝える
セリフのつながりで、シーンごととか同じ役の子ども同士など少人数で行いました。
「ウサギさんたち集まって~」と役名で呼んであげると張り切るし、この時期は役同士でお弁当を食べるというのも楽しい~
子どもにセリフを言ってもらう
(↑この時に、必ず褒めること!!)
大げさに「もう覚えたの!」とか「すごーい!」とか、とりあえず言えたことに関して、あの手この手で褒めます。声の大きさとか滑舌なんて関係なし。
3歳児でも3回程度繰り返せば、もう覚えますよ。
シーンごとに続けて言ってみる
自分の出番(セリフをいうタイミング)が分かるように、集めた子同士で続けて言ってみます。
言う順番に並べてあげると分かりやすいです。まだ完全ではない子ももちろんいるので、出だしを援助しましょう。
ここでも大げさに褒めてね~
この3ステップを踏んでおくことで、なんとなくの”形“ができるし、褒められて自信もついているし、さらにお気に入りのストーリーということで、楽しい気持ちが生まれやすいです。
劇中の動きや流れと一緒に行うと、グチャグチャになっちゃって、何をしたのか分からないまま終わってしまうので・・・セリフをある程度覚えてから取り組むことが私のコツでした。
子どもの意欲を削いじゃうと楽しくならないし、自分も子どもを褒めていた方が楽しいので、意識して褒めてみてくださいね。
劇に使う作り物のコツ
出来そうなことはどんどん任せて子どもと一緒に作りました。
子どもと一緒に作ることのメリットは保育時間中に出来ること。
ただでさえ持ち帰りやサービス残業が増える行事なので、そこは工夫、工夫!!
絵の具で塗れるところに下書きの線さえつけてあげれば、年齢によっては可能だし、定番の”草“やお面も。
きれい過ぎたり、凝り過ぎたりして作っても「自己満足だけじゃないかな?」って考えてみてもいいのでは?いい意味で楽に早く終わらせるのが一番だと思います。
あると便利な「蝶ネクタイ」も参考にどうぞ。
楽しい劇にするためのコツ
主役がどうとか、脇役がどうとか、保護者がどうとか関係なしに、少しでも多く子どもの姿を見ていたいという気持ちって当たり前だし、私自身も子どもたちの成長をぜひ見てほしいっていう思いがあったので・・・
できるだけ出番(ステージにいる時間)を増やせないか工夫しました。
一言だけセリフを言えば終わりというのではなく、登場人物としてステージに残れるように考えました。
例えば、定番の劇ですがイメージがもてると思うので、こちら。
三匹のヤギのガラガラドン(3びきのやぎとトロル)
橋を渡った後も渡る前も、ステージにいられるようにできますよね。
あとは、こちらも。
金のガチョウ
どんどんくっついていく話なので、工夫は必要ですがステージにいられます。
これも好き。
素敵な帽子屋さん
こちらは実演動画がありましたので参考にどうぞ。
「うた」があるので、出番以外は「うた」でも活躍できます。
色んな考え方があると思いますが「このお話が好きだから、友達と一緒に遊んでみたよ」っていう発表にしたいな~と考えた私なりの工夫です。
- 普段の保育から生まれた子どものお気に入り
- 成長した子どもたちを見てほしいという保育者の工夫
この二つがあれば、楽しい劇になると思うし、実際に自分の経験からも楽しかったので、劇作りの参考にしてみてくださいね。
「さつまのおいも」も楽しいよ。異年齢でも楽しめるし。
「ねこのお医者さん」は子どもに人気。
「泣いた赤鬼」は年長児と挑戦してみたかったな~