
こんにちは。
ぐうたら主婦のサユリです。
以前書いた“おもらし”に関する記事がよく読まれているようなので、トイレトレーニングについて書いてみます。悩んでいる保護者が多いのかな?
保育士時代を思い出して、園ではこのように取り組んでいたよ~ということをまとめてみました。
暖かくなってきたし、洗濯もしやすいので「そろそろ・・・」と考えている方は参考にしてくださいね。
いつ始めるの?
保育園では、歩行が安定したらトイレに座らせてみることから始めます。(園によっても違いはあると思いますが)
この時期は「出る」とか「出ない」とかはどうでもよくて“トイレでするもの”ということを知らせていくだけなので、30秒も座ればOKだと思います。
本格的に始めるのにいいタイミングはというと・・・
- おむつ交換の時に「濡れていない」ことが増えた
- 一回の量が多くなった
この二つを目安としてみてください。
それと、まだ話すことは出来なくてもこちらの言っていることが分かったり、片言で伝えようとしてきたりといった様子があれば、より外しやすいですよ。
排尿間隔ってどうやって掴むの?
保育園だと、登園後に1回目、午前おやつ前に2回目、おやつ後に3回目、給食前に4回目、給食後に5回目・・・こんな感じで、午前中だけでも5回のオムツ交換をしていました。
それを毎日ですから、何名いようが一人ひとりの間隔が掴めてくるんですよ。
でも、家庭だとそんなには交換しないですよね?
今のオムツは吸水性が高くてもれる心配もないですし、オムツももったいないですもんね。
なので、まずは時間を決めて濡れているか濡れていないかを把握してみましょう。
2時間おきだと、だいたいは濡れてしまっていると思うので、1時間おきにでもチェックしてみてください。お子さんの間隔が掴めてくると思います。
濡れている場合がほとんどであれば、1時間もたないということなので外すにはまだ早いな~という感じです。
濡れていない時はトイレへGO!
とりあえずは座らせてみましょう。タイミングが合えば出るかもしれませんよ。
自分の掴んだ感覚と合った時って嬉しいものです。
その繰り返しなので、難しく考えたり悩んだりせずに濡れていない時は座らせてみることから取り組んでみてくださいね。
トイレで出来たら?
トイレでの成功率が高くなったら、次は布パンツに挑戦!
子どもも「出す」ということが分かってくると、お腹をへこませて出そうとするのでその様子もポイントです。
かわいいパンツ、かっこいいパンツを用意すると、子どももやる気がUPします。
自分から喜んで履くので、ディズニーのお姫様系や何とかレンジャー系にはずいぶん助けられましたよ~ 「お姉さんパンツ」「お兄さんパンツ」と呼んで気持ちを盛り上げてました。
しかし、履いたからといって「おしっこ」と訴えるとは限りません。
むしろ訴えないことの方が多いです。
引き続きトイレへ誘う声かけは必要ですし、時間をみて連れていきましょう。
体調が悪い時や遠出する時などは、オムツと併用して無理せずに進めてくださいね。
ずっとトイレで成功していたのに、布パンツにした途端に漏れるなんてこともよくあります。
「漏らすもの」と思っていた方がイライラせずに済むし、漏らさず過ごせれば「ラッキー」くらいに考えましょう。
「しっぱい」ではなく「れんしゅう」ですからね~
トレーニングパンツって必要?
トレーニングパンツだと、床まで漏れることが少ないので掃除が楽でした。
ただ、使用する期間が限られるので、すぐに外れた場合はそれほど使わずに終わってしまいます。
子どもは、漏らす時はどちらを履いていても同じような反応だったので、どっちがいいとかはない印象。
布パンツをたくさん買うか? 短期間だけれど掃除のしやすさを取るか?
その違いかな~と思います。
私は、保護者に聞かれた時には「どちらでもいいよ」と伝えていましたが、園から「トレーニングパンツを用意してください」と言われれば用意しましょう。
拭き方はどうするの?
当分、仕上げは必要です。
始めのうちは、子どもを座らせている間にトイレットペーパーを巻いておき、終わったら拭いてあげていました。
次は、ペーパーを渡して自分で拭けるようにします。この際に、「ポンポン」などの言葉を添えると拭き方にリズムが出るというか、子どもが分かりやすいかな~と思います。
拭き方に慣れたら、ペーパーの巻き取り方も知らせます。
切れ目のあるペーパーであれば目印になるので「1・2・3・4・5でパッ」「パタンパタンパタンでシュッ」などの言葉を添えて自分がやってみせました。動作はゆっくりと見せましょうね。
子どもも同じようにやってみようとするので、そんなに時間がかかることでも難しいことでもなかったですよ。これが出来るようになったら、次はこれ・・・という感じで確実に身につくようにしていきましょう。手洗いも忘れずに~
この「おしりふき」が一番使いやすかったなぁ。おすすめです。
誘ってもトイレに行こうとしないのは?
タイミングの問題が大きいと思います。
遊びやテレビに夢中になっている時に誘ってもまず無理でしょうね・・・
私も個別に誘う時は、遊びと気持ちが切り離れたタイミングを狙っていました。
手にしている玩具を手放せない子もいるので「ここに置くから大丈夫」と友達が届かないような場所に置いてなんとか誘ったり、「怖い」という子も中にはいるので好きなキャラクターを貼ってあげたり・・・そんな工夫をしたな~
トイレに行く前に何度も読み聞かせた絵本。
トイレトレーニングは自分の意識から
「うちの子はまだ」とか「遅い」とか「ペラペラ話すわりに」とか焦る必要はないと思うんです。
保育参観で排泄の様子を見た後なんて、とくに「先生、うちの子は・・・」なんて、よく話しかけられました。子どもの誕生日が近くて、仲良しのお母さん同士だったりすると余計に感じるようですね。
しかし、膀胱にある程度ためられるようになるとか、尿意を感じるとか、体の発達に合わせて進めることなので焦ったり、成長を無視して始めたりしてもどうにかなるものではないです。
無理なのに始めても子どもが大変になるだけなので、まずは適切な時期に始められるようにおむつ交換でタイミングを掴みましょう。
遊ばせたまま交換するとか、濡れていないからといって履かせたままにしておくとか、逃げるのを追いかけて交換する・・・などはタイミング以前の問題ですよね。
自分がトイレトレーニングを意識したオムツ交換をしていないと意味がないです。
保育園に通っているお子さんは「トイレトレーニングを始めますね」と話をされたら園だけに任せずに、家庭でも同じように進めてみてください。
仕事しながらでは大変でしょうが、お風呂の前にでも一回でいいので取り組んでみるといいですよ。
オムツが外れる時期とスピードは個人差
保育園では、3歳児クラスになる前にほとんどのお子さんが布パンツになります。
しかし、排泄の自立の時期と自立までのスピードは個人差があります。
早く外れたけれど何度ももらすお子さんもいれば、外れるまでは時間がかかっても、一度ももらさなかったお子さんもいました。ほんとに個人差だなという実感があります。
「遅い」「早い」は気にせずに、お子さんにとって一番タイミングのいい時期に取り組んでみてください。そのためには”おむつ交換時の意識”が大切ですよ~
入園前の参考にこちらもどうぞ。