【保育の仕事】辞めたい!つらい!も吹き飛ぶ最高の上司から学んだこと

こんにちは。

ぐうたら主婦のサユリです。

私の保育士、幼稚園教諭時代を通じて、たった一度だけ経験した最高の上司との話です。

私は、これを書きたくてこのサイトを作ったのかもしれないなぁ・・・この上司ともう一度仕事ができるなら、喜んで復帰します!

“運”も実力なのか?

「運も実力のうち」

この言葉が本当だとしたら、私に実力はまったくないです・・・

職場や上司に恵まれたかどうかで言えば、貧乏くじだらけ

よくも、こんなに引いたものだと自分でも感心するくらいに“運”はありませんでした。

それは、この記事あたりを読んでもらえばわかると思います。

時代遅れも甚だしい仕事の数々・・・

身も心もボロボロ・・・楽しくない職場


そんなこんなで、心が折れそうな経験や出会いばっかり。

「いい上司なんているわけがない」とあきらめていたし、わずかな期待すらも捨てていました。

そんな私が、たった一度だけ掴んだ運は一生の宝です。

これが理想の上司!

一体、どんな上司だったのか?

私が大好きな上司は、人柄も仕事(保育)もパーフェクト!でした。(※幼稚園です)

なので、優しいとか明るいとかいう、ありふれた上司像にはあえてふれません。

定時オンリー!

100%定時

定時どころか帰る時間の5分前には戸締りやら着替えやら終えて、スタンバイ状態。

どんなに仕事が多くても「働き方」を間違えなければ帰れるんだと感じたのはこの上司のお陰です。

もう、サービス残業するのが当たり前の生活には戻れません。

決断&行動&仕事が速い!

何をするにも速かった!

保育中に事務や会計、研修、行事関係などの裏方仕事をガンガン進めてくれていました。掃除も率先して行っていたなぁ~

上司の補助をさせていただいたお陰で「要領と段取り」をまず考えるクセがついたし、裏方の仕事さばきや仕事の振り方を学ばせていただきました。

もはや、この上司のお陰で他での仕事はスピードが遅すぎて逆にイライラするくらい。

とくに「上司の判断待ち」で、自分の仕事が滞るなんて最悪だと思います。

アイデアが尽きない!

常に新しいことに挑戦して、楽しいことや、面白いことを見つけては「やってみない?」と提案してくれました。ズレていて、迷惑に感じるような“お誘い”ではなく「やりたい!」と即答できる点も尊敬です。

大ベテランでありながら、自分が一番楽しむくらいに楽しんでいた姿が忘れられないし、「もっと学びたかった」と今でも思います。

センスのいい上司と仕事をするのは毎日、楽しいですよ!

矢面に立つ!

保護者がらみで何かあっても「大丈夫」と思える心強い上司でした。

クレームの多い保護者が多くて、大変なことも多かったのですが、それでも職員全員で明るく乗り越えられたのは上司の存在が大きかったからだと思います。

保護者対応で悩んだ時って “孤独”がさらに追い討ちをかけますよね・・・逃げたり、押しつけたり、なんて論外。

保護者対応について書いた記事もどうぞ。

スポンサーリンク

まだまだある!これが最高の上司!

保育に関することだけではありません。記憶に残る思い出の一端を書きますね。

ケチじゃない!

たくさん奢っていただきました。

大きな行事が終わった後は、必ず労ってくれました。(もちろん勤務時間内に)

休憩時間用にと、おいしいお菓子やら果物やらたくさん!

休憩があってないような園ばかりの中、しっかりと毎日休憩もとれていましたよ。

それと、少しも恩着せがましくなかったです。

清潔感&おしゃれ!

普段もさることながら、スーツ着用の行事や研修などはとくに素敵でした。

生地から仕立てることもあるそうで、いつもお似合い。パリッとしていたな~

ノーメイクに「美容室いつ行ったの?」みたいなバサバサの髪とか、よれよれの服とか・・・そういう上司で尊敬できた人には、出会ったことがありません。

個人的に、清潔感のある身だしなみはとても大事だと思います。

仕事中に!

私的なことでスマホを見たり、LINEをしたりしても何も言われませんでした。

もちろん、子どもが帰った後の話ですけど。

それと、なにか気になるニュースがあればテレビもすぐにつけてくれました。

たしか、オリンピックだったかな~ 職員室でスケートの応援をしましたよ。

仕事中にスマホやテレビを見ても、仕事に支障はないということがよーくわかりました。むしろ、楽しい雰囲気の方がはかどるってことも。

そういえば、その時の同僚も素敵だった。こんなこともなかったよ(苦笑)

やっぱり出会いは “運”なのか?

ハイ。

悔しいけれどそうとしか言いようがないです。

上司と出会った園で働くことになったのも、ただ通勤可能な場所だったというだけで選びました。

「あなたは今年、最高の一年です」みたいな運気でもなかったし、たまたま「当たった」んです。

なぜ、出会うことができたんだろう?と考えても答えは出ないな・・・

ただ言えることは「前の園を辞めたから出会えた」「辞めなければ出会っていない」それだけです。

辞めたいけど勇気がない先生へ。

最高の上司からの心に刻んでいる言葉

上司が言ったずっと心に残っている言葉があります。

「子どもには明るい未来がある。だから、できないことに目を向けるよりも、ここまでの成長とこれからの将来を大事にしよう。」

よく耳にするような、ありふれた言葉に聞こえるかもしれません。

私も、尊敬できる上司以外に言われたら、何も感じなかったのかもしれないです。

でも、“明るい未来”という言葉にハッとしてしまいました・・・

私は「子どもの“明るい未来”を真剣に考えてきただろうか?」って。

伝えたくなくても伝えないといけない時もあるし、それが子どもの将来とその家族の一生にかかわってくることもある・・・とくに発達や就学に関する面で、そういう葛藤を何度も経験してきたから、ズドン!と響いたんです。

この先、もしくは現在、子どもの発達に関することで悩むことがあればその子の“明るい未来”に思いを馳せてみてほしいです。「自分が今、すべきことは何か?」の方向がちょっとは見えてくるはず・・・

ピンとこない先生もいるかもしれませんが、自分の価値観にとらわれすぎている時や視野が狭くなっている時に助けになってくれると思いますよ。

いい出会いはつながる!

「みんなにこの気持ちを味わって欲しい」

みんなとは“保育の仕事をする皆さん”です。

上司との関係に悩む先生、仕事を辞めたいと思っている先生、現場でつらい気持ちを抱えながら働く先生・・・そういう皆さんにこそ、この気持ちを味わってほしいと感じました。

この上司の下で「辞めたい」と感じたことは一度もなかったし、仕事が毎日楽しかったから。

あの時ほど、保育が楽しかった日々はありません。

素敵な出会いは人を何倍にも成長させてくれるし、子どもにも還元されていくんだと実感しました。

そんな気持ちを一度でも味わえば、「楽しく働こう」という素敵な輪が広がり、「そのためにはどうするか?」という一人ひとりの思いがつながっていくと思うんです・・・

だから、皆さんにも最高の上司との出会いが訪れ、いい出会いの輪がつながっていくよう願っています。