【個人面談】新任の先生向け 保育園・幼稚園の個人面談に必要な準備

こんにちは。

ぐうたら主婦のサユリです。

保育園・幼稚園の「個人面談」について書きました。

新任の先生向けに、私の経験をもとに基本的なことをまとめてみます。

初めてだと、どんな雰囲気でどんなことが必要か分からないので不安ですよね・・・なんとなくイメージがもてるように準備から終わりまでの流れを書いたので、参考にどうぞ。

「個人面談」に欠かせない事前準備

日時のお知らせ&調整をする

面談が近くなると、日程を組んで保護者にお知らせするようになります。

「日時を変えて欲しい」となれば、クラスの人数が多いほど難しくなるので、家庭の都合をあらかじめ考えてから組むようにしていました。持ち時間は一人20分間という場合が多かったです。

保育園だと迎えの時間や昼休み時間に合わせたり、幼稚園だと習い事をしている子もいるので、その曜日には入れないようにしたりと配慮しました。兄弟がいる場合は、同じ日になるように合わせましたよ。

話したいことや聞きたいことが多くて「20分以上かかりそう」という子もいるので、その日の最後にしたり、一人分空けて作ったりすることもありました。

色々配慮してもどうにも組めない場合には、上司と相談して面談の日程をズラすしかないと思います。

すんなりと決まらないこともあるかもしれませんが、保護者に仕事の都合をつけて出席してもらうようになるので、丁寧に対応するようにしましょう~

ここで、もめると話しもしづらいしね(汗)

書類作り

「個人面談記録」という用紙がありました。(ない場合もあるかも)

園で決められた様式があると思うので、一人分ずつ作って提出するようになります。

上司に「この内容でお話しますよ」ということを確認してもらい、「こんな様子も伝えておいたほうがいいんじゃない?」というアドバイスがもらえたりもします。

ちょっと手ごわい保護者や気になる様子が多い子どもの書類はとくにチェックするはずだし、新任の先生の資料にはしっかりと目を通していると思います。

子どもの様子を捉えて大切な部分が抜け落ちていないように作りましょう~

話す内容について

私が、資料を作る時に書いていた内容はこんな感じです。

  • 一番成長したと感じる様子&これから期待するところ(重点的に援助している部分)
  • 楽しんでいる遊び&友達とのかかわり
  • 生活面の様子(食事や排泄など)
  • 家庭での様子について(保育をする上で確認しておきたいこと)


主にこの内容で作っておけば、だいたい用紙は埋まるはず・・・

全員分を一気に作るとなると、疲れるし、休みが台無しになるので早めにとりかかっておくことをおすすめします。

それと、提出するものとは別に自分用にもまとめておくと話しやすいです。その保護者が一番気になっている、聞きたいと思っていることを話せるようにしておくといいですよ。そこに気づけるかどうかが”センス“ですけど。

私は、「いざ、まとめる!」という時に思い出したり、忘れたりしないように普段から個別にメモしておきました。付箋をペンケースに入れておいて、メモっておいて別のノートに貼る感じ。


自分だけが分かればいいものなので、丁寧に書く必要もなし。例えば「サユリ 4月20日 初めて泣かずに登園」みたいな。「個人面談」だけでなく、要録にも活かせるよ~

「面談」では、勝手に話していいことだけではないので、この記事も参考にしてね。

自分が座る場所も考えよう

私は、必ず入り口が見える場所に座るようにテーブルやイスをセッティングしていました。

急な電話や用事を知らせる先生が来る場合や、子どもがのぞきに来る場合、保護者が面談中とは気づかずに入ってくる場合・・・色んな場合があるので、自分は常に入り口が見える場所に座っていました

近すぎても、狭すぎても話がしづらいので、ゆったりめのスペースをとった方がいいと思います。

限られた時間なので「時計」も見える位置にしておきましょうね。

仕事途中でバタバタと「面談」開始になってしまうので、自分の”顔“も一度見た方がいいかも・・・

一応、歯磨きもしたいよね。

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面談中は頭フル回転!

子どもの様子については、8割はいい面を伝えられるように意識していました。

保護者(とくに初めての場合)も「何を言われるんだろう」と緊張していると思うので、まずはホッとするような成長の様子やクスッと笑えるエピソードで場が和むようにできればいいですよね。

たくさん話すことを考えていても、予定通りに進まないこともあるので、その辺は臨機応変に何とかするしかないです。(汗)

保護者と言っても母親が来るだろうと思っていたのに、父親だったらちょっと焦るし、まさかの両親そろっていう家庭もあったなぁ。

子どもことよりも、夫の愚痴や仕事の愚痴という場合も・・・

保護者の話を聞きつつ、こちらが聞きたいことも聞き出せるように引き出すには常に頭がフル回転の状態です。保護者がどんなことを話そうと、自分自身が冷静でいられれば突破口というか解決策は見つかると思うので、困った時こそ落ち着いてみましょう。

「個人面談」終了後にすること

出席のお礼&答えられなかったことへの対応

翌日に個別に声をかけて、お礼を忘れずに。

それと、面談中に保護者から聞かれたことや一旦、保留したことについても忘れずに対応しないといけません。そこはスピードが大事です。

上司に相談すべきことはして、解決できるように努めましょう。

記録の仕上げ

事前に作った書類には面談後に記入する箇所もあるはず・・・これをためると最悪です。

私はためたくない一心で、何がなんでもその日に終わった人数分は次の日に提出しました。

多い日だと7名だった記憶。

私の経験上、その日の方が絶対にスラスラ書けるので、話の内容を覚えているうちにサッサと仕上げるのがベストです。

面談が終わって、次の保護者までに時間があるならば、その間にも書き始めた方が自分のためですよ。

報告

職員全員が知っておいたほうがいいことについては、職員会議などで報告していました。

稀に、そういう場がない園もあるかもしれません・・・その時は自分から話してみましょう。

必要だと思うことについては、他の先生にもお願いした方がいいですよね。

最後に

ちょっと長くなりましたが「個人面談」はだいたいこのような流れでした。

準備から始まり、全員終えるまでは大変ですが、家庭での様子も聞けるし、保護者とゆっくり話せるいい機会だとは思います。家庭の様子と園での様子がまったく違う場合もあるしね。

話す内容がたっぷりある子とそうでない子がいて、そこが毎回自分の反省するところだったなぁ・・・

私が一番苦手だったのは「子どもの話を100パーセント信じてしまう保護者」

これは、とてもとても話しづらい(涙)

無事に終わったら、ゆっくりしてね~

疲れたときに私がしていたこと。